算数は、問題から数字と数字の関係を捉え、式を立て、解いていくものです。多くの部分は、数字の関係性を捉える部分が大切です。そのためには、図や表にまとめ、問題を分かりやすくすることも必要です。そして、最後には必ず計算があり、答えに結び付けます。考え方が正しくても、最後の計算でミスや間違いをしてしまえば全てが無になってしまいます。数字は、具体物をタイルなどの半具体物に置き換え、そして最後に最も抽象化させたものです。この数字で、実物を操作しなくても計算により、結論を導き出すという合理的な考え方が生かされています。よく国語ができないから文章題ができないということをいう人がいます。しかし、これは合っているとは言いがたいです。国語が苦手、文章が嫌いな子でも算数は得意です。独特の言い回しや問題のパターンはありますが、繰り返しの練習でできるようになります。むしろ問題なのは、詰めの計算力です。計算ができなければ、結局問題は解けないのです。